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看護教からの解脱法(※怪しい宗教ではありません)

こんにちは!

かかがらすです!!

本日はこのような辺境の地なブログにお越し頂き、ありがとうございます。

本記事では、看護教からの解脱法についてお話したいと思います。

まず初めに定義させてください。

「看護教」は怪しい宗教という訳ではないです(笑)

では「看護教」とは何かというと、

宗教に近い観念で私たちを縛り付けている過去から現在までの看護教育のことを分かりやすく表現した私独自の俗語になります。

ここでいう看護教育とは、看護専門学校や高等学校、大学の看護学科での教育だけではなく、卒業後に現場で叩き込まれる臨床技術や”看護師の中だけでの常識”も含みます。

看護師という、専門性があると言えば聞こえがいいものの、

 

閉鎖的な世界に違和感を感じなくなっていませんか?

 

「なにか新しいことに挑戦したい!」

「看護師だけではなく、在宅ワークを始めてみたい!」

せっかく踏み出そうとしたその1歩、

なかなか踏み出せないのは無意識に叩き込まれた”看護教”による洗脳が原因かもしれません。

少しでも気になるようであれば、少しお付き合いしてもらえれば幸いです。

日本の看護教育の現状

【参考文献①】日本赤十字社HPより↑

日本の看護教育の歴史は、1890年頃から日本赤十字社による戦時・災害救護のための看護婦養成から始まりました。

当時の教育は、命令への絶対服従や忍耐、奉仕の精神を重視していました。*1

1948年には、アメリカの指導のもと新しい看護制度と教育制度が始まり、保健師・助産師・看護師の教育が一本化されました。*2

2001年には男性も看護職に参入するようになり、法律の名称も変更されました。*3

現在の看護教育では、地域包括ケアシステムで活躍できる看護師の育成を目指しているようです。*4

しかし、いくつかの問題点があります。

①学ぶべき知識が多く、カリキュラムが過密

②実習期間が短く、十分な実践機会が得られない

③若い世代の生活体験不足により、丁寧な指導が必要*5

さらに、みなさんも肌で感じているように、看護業界全体で人手不足が深刻な問題となっています。

高齢化社会や医療ニーズの増加に伴い、看護師の需要が拡大していますが、新たな人材確保が追いついていない現状にあります。

…と、ここまで本当にザックリ書きましたが、
はっきり言って、私は昔から歴史が苦手です(苦笑)

なので昔、大学の講義で習った可能性がありますが記憶になかった為、今回この記事を書くに当たり、改めてリサーチしました。

なので、必要最低限のことだけ記載しています。

もし興味がある方は最後に参照リンクも記載していますので、リンク先も読んでみてください。

ポイント

🔵日本の看護教育の根本は1890年頃の戦時・災害救護のための看護婦養成から始まり、命令への絶対服従や忍耐、奉仕の精神を重視していた。

🔵1948年には、アメリカの指導のもと新しい看護制度と教育制度が始まった。

🔵現状、高齢化社会や医療ニーズの増加に伴い、看護師の需要が拡大していますが、新たな人材確保が追いついていない。

日本の看護教育の歴史から現代の看護師が自覚すべきこと

【参考文献②】東京有明医療大学:看護の歴史より↑

ここまで読んでみると薄々お気づきかなと思いますが、

現代の看護師業界の閉鎖的かつ、自己犠牲ありきの精神は日本の看護教育から始まっており、令和の今もほとんど変わっていないのです。

平和ボケしていると言われる日本ですが、看護師の世界では未だに”戦時中・災害時”の対応として”命令への絶対服従や忍耐、奉仕の精神を重視”が続いています

だからこそ、

「体調管理も仕事の内」

「看護師は3年は臨床に居ないと使い物にならない」

「患者さんから暴言暴力、セクハラをされてもそれは病のせい。
プロとしていちいち騒ぎ立ててはいけない」

といった、自分の心を無視した働き方を強いられているのです。

私が不眠症に悩んだ時も、ぎっくり腰で4日間も日常生活がままならなかった時も病院は一切責任はとってくれませんでした

それどころか、

「またこんなミスをした」
「いつになったら出勤できるのか」

と言って責め立てられました。

体調管理も仕事の内として、睡眠導入剤を服用しながら仕事をしている看護師は交代制勤務の看護師の中で、2交代制では11.5%、3交代制では6.6%が睡眠薬を服用しているという報告があります。*5

別の調査では、看護師の13.9%が現在睡眠薬を使用しており、不眠症状がある看護師に限ると、その割合はさらに高くなります。*6

私は妊娠することで生活リズムを強制的に整えることになり、不眠症が治りましたが、完全に睡眠導入剤を服用しなくても良くなるまでに1年以上かかりましたが、その診療代や処方料などは自分持ちです。

結婚した際はや子どもが産まれる際、家族の為に加入する生命保険も不眠症の既往から高額な保険を選ばざる負えませんでした

自分を大切にできるのは自分だけです。

看護師という仕事をがんばってきたあなたは、とてもすごいです。

患者さんを優先し涙をぬぐって続けてきた自分を責める必要はありません。

しかし、もう時代は令和。
第二次世界大戦時のように、集団の為に個人が存在しているという考えは捨てましょう

自分の人生は自分で決めていいし、働き方も自分で決めていいんです

ポイント

🔵看護師の世界では未だに”戦時中・災害時”の対応として”命令への絶対服従や忍耐、奉仕の精神を重視”が続いている。

🔵いくら自己犠牲に尽くしても病院や社会は一切責任をとってくれない。

🔵自分を大事にできるのは自分だけ。働き方も自分で決めていい。

看護師がビジネスをするために必要なマインド

では、どうやって自分を大切にした働き方をしていくのか

私がたどり着いたのは在宅ワークをすることでした。

在宅ワークをすることで自分を大切にした働き方ができる理由としては

✅いつでも、どこでもパソコン1台で働けて時間を自由に使える
✅好きな人と、好きな場所で好きなだけ働ける
自分や家族、本当に大切な人を大切にできる
がんばりが正答に評価され、収入に縛りがない

これらが実現することで、今以上に自分を大切に、自分の人生を生きていけると信じています。

看護師として正規職員での働き方をパートへ切り替えることで、今の私の場合は子どものそばに居られて、子どもの体調不良も以前よりは心配することなく働けています。

ただ、看護師として臨床経験が長いほど陥りがちな壁が1つあります。

 

それは漠然と在宅ワークをしたい!と思った時に

 

「なんとかこれまでの看護師としての臨床経験を活かしたい」
という気持ちがどうしても出てきてしまうことです。

 

残念ながら、実践で体で覚えたことを在宅ワークでいきなり活かすことはあまりできません。

 

これまでのがんばりがムダになってしまうなんてイヤ!

 

と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

私が在宅ワークをすることでまず、驚いたことは
“忍耐、奉仕の精神を重視”されてきたことが根底にある看護教育を受けてきたことで、

◎先を読んで予め準備すること
◎相手のことを考えて行動すること
◎見返りを求めないGiveの精神の基準値が高めなこと

実はこの精神、他のフリーランスの方はなかなか身についていないことが多いです。

在宅ワークを始めたばかりの頃は、ただがむしゃらに毎日をこなすことで精一杯だったので気づきませんでした。

しかし、クライアントのお仕事を通して現在は業務委託スタッフの採用を任せて頂くことで、想像以上に下記の方が多いことに驚きました

①看護師以上にメッセージを送信するマナーが守れていない。
②相手ではなく、まずは自分優先な気持ちが初回のやりとりから見えている。
③フリーランスとして実績が少ないのに「もっと報酬は高くあるべき」という態度がにじみ出ている。

看護師として、上記についてどう感じますか?

 

具体的な例を挙げると…

 

①「初めまして」などの挨拶もなくいきなりメッセージに「お仕事させてください」から始める、送信前のフォーマットを提示しているのに無視。

看護師的に例えると、病室にノックもなしにいきなり入って、了承も得ずに布団はぎとって傷口見ようとしてるイメージです。

②面談スケジュールを事前に提示しているのに別の日時を指定したり、早急な返信を強要したりする。

予定していた処置の準備をしない、または間違えた物品を準備する、外来中で忙しい主治医に何度も緊急ではない処方の電話を繰り返しして、処方がないと不機嫌になり業務放棄する。

③在宅ワークのスキルを学べるスクールを卒業して半年以内。フリーランスとしてお仕事をするのは3件目ぐらい。他の案件はもっと報酬が高いから、初めから同じぐらいの報酬にして欲しい、と要求。

看護学校卒業して半年。就職して半年ぐらい経った夏。夜勤が少し慣れたぐらいで「夜勤ができるんだから、他の先輩と同じ基本給にして欲しい。」と人事にかけあう。

 

こうしてみると、めちゃくちゃな新人ちゃんですよね(笑)

看護師じゃなくても、一般的に出勤する会社でもまかり通らないことだと思います。

 

何か新しいことを始める、ということは新人である、ということです。

 

あなたが看護師1年生のフォローを任された時、いきなり難しい処置につかせたり、技術チェックが済んでいないことを1人でさせたりしないですよね。

それは経験がないからです。

 

経験がない人にいきなりお仕事を任せることはできません

 

でも、看護師臨床経験20年、院内の各科は全て一通り回り、人柄も良いスタッフが異動してきたらどうでしょう?

まぁ感覚を最初取り戻して頂きつつ、できることはどんどんしてもらって、いち早く活躍して欲しいですよね。

 

このような臨床経験はフリーランス界隈=「実績」です

 

実績をたくさん積んだ方には、お仕事をどんどん任せて、売り上げに貢献して欲しい、というのがフリーランスを採用する企業側の心です。

 

しかし、フリーランス界隈では経験がない、実績が少ないのに自分の考えを押し通そうとしたり、報酬を上げようといきなり交渉してきたり、といった方が割とたくさんいらっしゃったりします

 

これはある意味、私たち看護師が在宅ワークをするぞ!となった時、チャンスなんです!

 

まず私たち看護師が在宅ワークをしたい!と思った時は、自分はオンラインでのお仕事は新人ちゃん、1年生であることを肝に銘じ、ただただクライアントのお仕事に精一杯取り組めば良いんです。

 

ひたすらgiveをすることを続けると、こちらから何も交渉などせずとも、報酬アップをクライアントから提示して頂けます。

私は在宅ワークを始めて半年間、時給で換算すると100円以下のお仕事、中には無報酬のお仕事もありました。

しかし、自分は新人!オンライン業務は1年生であることを肝に銘じ、ひたすらクライアントの求めるものは何か考え、自分ができることを精一杯やることで

「思っている以上のクオリティのものを納品頂いた」
「アカウントのフォロー率が良い」
「ホスピタリティ精神が素晴らしい!もっと上のお仕事をして欲しい」

と言って頂き、現在は時給1300円以上の報酬のお仕事もあります。

1年未満で収入が10倍以上アップするなんて、雇用されている状態ではありえないですよね。

これはフリーランスとして、個人でお仕事を受けることで実際に実現できることです。

ポイント

🔵看護師が在宅ワークを始めるにあたってウリにすることは臨床経験ではない。

🔵看護師として培った以下のマインドをコツコツと行動で示していくことが大切

✅先を読んで予め準備すること
✅相手のことを考えて行動すること
✅見返りを求めないgiveの精神の基準値が高めること

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!!

この記事についての質問やその他個人的なご相談などは、XのDMにてお受けしています!
良ければお気軽にフォローしてみてくださいね♪

次回は「看護師がビジネスに向いている理由」というタイトルで、看護師の経験をどう具体的にビジネスに生かしていくのか、についてをお伝えしていきます。
お楽しみに!

かかがらす
36歳 I 病棟看護師を続けながら在宅ワークに挑戦(2年目) I 事務代行×SNS運用代行【YouTube+TikTok挑戦予定】 I 看護師を辞めて独立を目指す「私、在宅ワークで看護師辞めます」具体的な方法を情報発信中

【参考ページ一覧】
*1:レバウェル看護(看護教育の歴史と看護師の教育問題|さまざまな教育制度について紹介)
https://kango-oshigoto.jp/media/article/2967/

*2:厚生労働省 令和4年度看護職員確保対策特別事業、看護基礎教育における地域住民と連携した教育事例収集事業
https://www.nihonkango.org/report/recruitment/pdf/region.pdf

*3:医機学 Vol.81,No.3(2011)看護基礎教育を巡る課題とシミュレーション教育深澤佳代子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjmi/81/3/81_3_197/_pdf/-char/ja

*4:ケアコム(お役立ち情報 看護の主な課題は人手不足!5つの対策と今後の看護業界の動向を詳しく解説)
https://www.carecom.jp/contents/kango-kadai/

*その他参考文献
①日本赤十字社:看護師養成の歴史
https://www.jrc.or.jp/medical-and-welfare/nurse/history/
②東京有明医療大学:看護の歴史
https://www.tau.ac.jp/department/nursing/content/history-k/
③看護教育 41巻8号 (2000年8月発行):年表で見る日本の看護・看護教育の100年高橋 みや子 ,三上 れつ 山形大学医学部看護学科
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1663902300

*5:看護roo:夜勤の健康被害は深刻。看護師はどう対策すればいいのか?
https://www.kango-roo.com/work/4827/

*6:こ こ ろ の 健 康Vol.17,No.2 50p 不規則交替勤務 に従事す る病院看護婦 の職業性ス トレス と不眠症 との関連
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokoronokenkou1986/17/2/17_2_50/_pdf